こんにちは。かずです。
今日は英語の音読について書きたいと思います。
英語学習に「音読」は欠かせない学習方法ですが、具体的にどのような効果があるのか、どのように音読学習をすればいいのか、私の実体験も含めて書いていきたいと思います。
音読とは
音読とはその名の通り、書いてある文字を声に出して読むことです。小学生の時に国語の時間によく教科書を声に出して読みましたよね。
英語の習得のために音読は本当に効果があって、音読をすることで脳を「英語脳」の近づけることができます。
「英語脳」とは簡単に言うと、英語を聞いて日本語に訳すことなく理解できたり、言いたいことを英語ですぐに言えるようになることですね。
音読の効果って何?
音読の効果ですが、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの全ての技能に効果があると言われており、私の経験でもそれは実感しています。
では、具体的にどのような効果があるのか紹介したいと思います。
リスニング
音読によるリスニングの効果は主に以下の2つです。
・聞いた内容をそのまますぐに理解できるようになる
・正しい発音が身に付く
● 聞いた内容をそのまますぐに理解できるようになる
英語の音読をすると、英語を日本語に訳すことなく聞いた内容をそのまま理解することができるようになります。これは私も経験済みで、音読の際に英語の意味を理解しながら音読することで、自然と入ってくる英語の意味を理解することができるようになります。
●正しい発音が身に付く
音読をする際は、音声を聞いて音読することが大事で、そうすることで発音を学ぶことができます。英単語を間違った発音で覚えてしまうと言ったことを防ぐことができます。
またリエゾン(リンキング)にとても効果があります。
リエゾンとは英語の連結のことで、例えば「Can you ~?」はそのまま言うと「キャン ユー」ですが、実際には「キャニュー」と発音されます。
上記は簡単な例ですが、英語にはこのような連結がたくさんあり、これは覚えないと身に付けることができないんじゃないかなーと思っています。音読学習で連結にたくさん出会い、どんどん自分の中に蓄積していくことで、リスニング力のアップにつながるでしょう。
リーディング
続いてリーディングですが、リーディングの音読の効果は以下になります。
・返り読みをすることなく英文が読めるようになる
● 返り読みをすることなく英文が読めるようになる
これはリーディングの「聞いた内容をそのまますぐに理解できるようになる」で説明した内容と同じで、英語の音読は、英語を返り読みをすることなく読むことができるようになり、速読力のアップにつながります。
英語と日本語は文法が全く異なるので、英語を読みなれないうちは、英語を前から読んだ後に、次は後ろから前に戻る形で英語を読んでしまうことが多いですが、それをせずに読めるようになります。
スピーキング
音読のスピーキングの効果は以下の通りです。
・正しい発音が身に付くので、相手が理解できる英語を話せる
・英語の表現を覚えることができる
・瞬発力が上がる
● 正しい発音が身に付くので、相手が理解できる英語を話せる
音読により正しい発音が身に付くので、スピーキングの際に相手があなたの英語を理解できるように話すことができます。また、英語はイントネーション(抑揚)も大事で、音読ではイントネーションも意識することで、聞き取りやすい英語を話すことができるでしょう。
● 英語の表現を覚えることができる
英語にはたくさんの独特な表現や言い回しがあり、それらは覚えるしかありません。
音読はそういった表現を覚えるのに一番適した方法だと思います。その状況を想像しながら音読することで、実際にその状況になった時に、自然とその表現が使えるようになります。
● 瞬発力が上がる
リスニングのところで説明したように、聞いた英語をそのまますぐに理解できる力が付くので、その分話すまでの時間が短くなり、瞬発力が上がることにつながります。
ライティング
ライティングの音読による効果はあまり無さそうな気がしますが、以下の部分で効果があると考えています。
・英語の表現力が身に付くので、ライティングにも生かせる
・英語を前から組み立てて文章を作ることができる
● 英語の表現力が身に付くので、ライティングにも生かせる
音読で英語の表現が身に付くので、ライティングの時にその身に付いた表現を使って英語を書くことができるようになります。
● 英語を前から組み立てて文章を作ることができる
リーディングやリスニングの効果でもあったように、音読は英語を日本語を介さず英語のまま理解できるようになるので、英語を書くときも、自然と英語の語順で文章を作ることができます。(英語を書く前に日本語の文章を考える必要が無い)
音読の学習方法
では、音読はどのような方法でやっていけば良いのか、別記事でも紹介していますが、改めて書きたいと思います。
音読の方法はいくつかあり、英語の音声と同時に音読する「オーバーラッピング」、音声の少し後から音読する「シャドーイング」、英語の音声を聞いて止めた後、流れた音声を音読する「リピーティング」、音声なしの「素の音読」などがあります。
私はこの中でも「シャドーイング」と「素の音読」のみで十分だと思っています。
「オーバーラッピング」は音声と同時に声を出して音読をするので、正しい発音ができているのか分かりずらいこと、また「リピーティング」はやるのに時間がかかりすぎるので、それなら他の音読方法をどんどんやった方が効率が良いからです。
「リピーティング」や「オーバーラッピング」もやりたいという方はもちろんやって頂いて大丈夫ですが、私は「シャドーイング」と「素の音読」で十分効果があったので、とくに理由が無ければこの2つで大丈夫だと思います。
音読学習の流れ
音読学習の流れですが、私が実際にやって効果があったのは以下の流れです。
聞く → スクリプトを見ながら聞く → シャドーイング → 素の音読
順番に見ていきましょう。
聞く
まずは、音声を聞きます。ただ流し聞きするのではなく、しっかり何を言ってるのか理解しようとすることを意識して聞いてください。回数としては3回~5回ほどで良いかと思います。
スクリプトを見ながら聞く
次に、スクリプト(原文)を見ながら聞きます。最初に聞いたときに聞き取れなかった部分をしっかり確認しましょう。回数は1回~2回ぐらいで大丈夫でしょう。
シャドーイング
ここから音読に入ります。音声を流して、流れる音声から少し遅れて音読をしてください。ここで大事なのが、音声(発音)をよく聞いて、その通りに発音できるようにしてください。音読する文章の意味を理解しながら音読できれば尚良いです。回数は5回ぐらいですね。
素の音読
シャドーイングが終わったら音声なしで音読をします。
シャドーイングで聞いた音声通りに音読することも大事ですが、ここでは、音読する文章の意味を理解しながら音読することが最も重要です。これをしないと、聞いた内容をそのまま理解する力(リスニング力)や、返り読みをせずに読む力(リーディング力)が身に付きません。回数は頑張って10回ほどやりましょう。
おすすめの音読の教材
音読の教材は何でも構いませんが、自分のレベルに合ったものを選ぶようにしてください。私が今まで使って良かった教材としては「英会話・ぜったい音読」シリーズや「音読パッケージ」ですね。「英会話・ぜったい音読」シリーズは難易度が「入門」「標準」「挑戦」と分かれているので、これから英語の勉強を始める人は「入門」から始めるのが良いかと思います。
最後に
私はこの音読学習を1日に1時間~2時間しただけで、TOEIC RLのテストの点数を約1か月で200点アップに成功しました。音読以外に何もせずに点数が上がったので、これは自分でも驚きましたね。
音読学習はやってみると分かりますが、かなり疲れます。そしてそんなに楽しい学習方法ではありません笑。ただ多くの人が音読学習を実践しており、効果は間違いなくあるので、是非やってみてください。
それでは
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